🎯 むち打ち症の治療対象部位
むち打ちの痛みは、首周りの組織が「ムチがしなるように」過度に伸ばされたり、捻られたりすることで生じます。治療では、痛みの根本原因となっている以下の部位にアプローチします。
1. 主な原因部位:頚椎(首の骨)周辺
最も重要なのは、頚椎を支える深部の組織です。
深層の筋肉(インナーマッスル): 頚椎を安定させる役割を持つ多裂筋や回旋筋などの小さな筋肉が損傷し、硬直することで慢性的な痛みを引き起こします。治療では、これらの深部組織の炎症を抑え、緊張を解放することに焦点を当てます。
靭帯・関節包: 骨と骨をつなぐ靭帯や関節の袋(関節包)が微細に損傷すると、頭を動かすたびに痛みが走る原因となります。
2. 関連する広範囲な部位:肩・背中・頭
首の筋肉は、背中や肩甲骨に広く付着しているため、首の損傷は全身に影響します。
僧帽筋・肩甲骨周辺: 首と背中を大きく覆う僧帽筋や、肩甲骨を持ち上げる肩甲挙筋などが過剰に緊張します。この緊張が持続することで、頑固な肩こりや背中の張りとして症状が現れます。首の治療効果を高めるため、肩甲骨周りの血流改善も必須です。
後頭部・側頭部: 首の緊張がひどくなると、首の付け根(後頭下筋群)を介して頭全体を締め付け、頭痛(緊張型頭痛)や眼精疲労を引き起こします。頭痛がひどい場合は、これらの筋肉へのソフトなアプローチが中心となります。
腕・指先: 神経の根元(神経根)が炎症や腫れで圧迫されると、腕や指先にしびれや脱力感が現れることがあります。この場合は、神経の通り道を妨げている首や肩の緊張を解消する治療も行います。
💡 広島市安佐南区 HALE整骨院の治療方針
広島市安佐南区 HALE整骨院では、むち打ちの治療において、痛む場所だけでなく、衝撃によって崩れた全身の骨格バランスと姿勢を重視したオーダーメイドの施術を行います。
単に痛みを取るだけでなく、手技療法、物理療法、骨格調整などを組み合わせ、痛みの再発を防ぐ根本的な回復を目指します。特に自律神経症状(めまい、吐き気、耳鳴りなど)を併発している場合は、身体への負担が少ない施術を選び、自律神経の乱れを整えるアプローチも同時に行います。
むち打ちの症状は複雑で、時間が経ってから悪化することもあります。当院では、患者様一人ひとりの症状のステージを正確に見極め、無理のない安全な施術を提案し、早期の社会復帰をサポートいたします。症状について詳しくお伺いし、最適な治療計画を一緒に立てていきましょう。
Q.むち打ちはどこを治療するのですか?
A.むち打ち症(正式名称:頚椎捻挫)の治療は、単に「首が痛いから首だけ」を対象にするのではありません。




